クレジットカード現金化の比較はマネーリサーチ

クレジットカード現金化を使う理由とは?

更新日:2018.12.03
現金化の基礎知識

佐藤 隆道

クレジットカードで現金化しようとする状態

クレジットカード現金化とは、クレジットカードのキャッシング枠ではなく、ショッピング枠の方を利用して現金を作ること。
「ショッピング枠現金化」「クレカ現金化」とも呼ばれ、クレジットカードさえあれば、誰でも簡単に現金を用意できる便利な方法です。

しかし、クレカ現金化はカード会社から利用規約で禁止されている行為です。
更には、法的にもいわゆるグレーゾーンといわれており、ネット上でも利用の是非が問われています。

現在では、銀行や消費者金融のカードローンなど、他の方法でいくらでも現金をつくることが可能です。

にも関わらず、敢えてクレカ現金化をする理由は一体どこにあるのでしょうか?

そこで、今回の記事ではクレカ現金化を、その存在理由から問題点まで大解剖!

グレーゾーンであるにもかかわらずクレカ現金化を使う理由、その問題点について学び、正しい知識を身につけましょう!

クレジットカード現金化を使う理由

クレジットカードには、お金を借り入れることができるキャッシング機能が付帯している場合がほとんど。

一見、わざわざクレカ現金化なんて危ない橋を渡る必要性はないように思われます。

しかしクレカ現金化の利用者数が多いのは、リスクに見合うメリットがあるからです。

数ある資金調達手段の中からクレカ現金化が選ばれるのには、きちんとした理由があったんですね。

即日入金スピード性

クレカ現金化の強みは、なんといってもそのスピードにあります。 即日で入金可能な場合が殆どで、手続きも短時間ですむのが特徴です。

銀行では融資の可否を判断するために、申込日から数日〜数週間の期間を要します。
通るかどうかも分からない審査を長時間待ち続けなくてはならないので、急ぎの場合には不向きといえるでしょう。

消費者金融は、最近のITの発達に伴い即日対応のところが増え、大手なら最短1時間で借入が可能なところもあります。
さらに無人契約機が21時前後まで営業していることもあって、コンビニATMとの組み合わせで銀行の営業時間に縛られないところも増えています。
とはいえ、審査にどれくらいの時間がかかるかは会社ごとの事情や申し込み者の経済状態に左右されますし、収入証明書や勤務先への連絡が必要な場合もあります。

それに比べてクレカ現金化は、どんな人でも本人名義のクレジットカードと身分証さえあれば初めてでも1時間程度で入金確認できます。

二回目以降であれば身分証明書の提出も不要で、最短10分程度で利用可能。

急なお金のご入り用にも、迅速に対応することができます。

審査不要で誰でも利用できる

銀行や消費者金融で新規借り入れをおこなったり、キャッシング枠を後付するためには、審査を通過しなければなりません。

審査には、いくつも事前に用意すべき書類があるだけでなく長い期間を要します。
お金を調達する上で最大の壁といっても過言ではないでしょう。

特に、時間がない中で借りられるかどうかも分からない審査を待ったり、待たされた挙句に審査落ちしてしまうのはとても辛いことです。

そして何より、主婦や無職で安定収入がない人、信用情報に傷がついている人などは、審査に通るのが難しいのが現実です。

その点、クレカ現金化は審査不要なので、審査に通るか不安な人も安心。
クレジットカード1枚あれば、誰でも簡単に利用することができます。

事情があって金融機関からの借入ができない人にとって、簡単に現金を調達できるのは他の方法にはないメリット。

クレカ現金化が利用されている、大きな理由の1つです。

総量規制の枠外なので収入が低い人でも借りられる

消費者金融からお金を借りる時は、収入の3分の1しか借りることができない貸金業法における総量規制という決まりがあります。

このため、安定した収入がない方はお金を借りることができず、収入が低いとお金を借りられる上限も低くなってしまうのです。

対して、クレジットカード現金化は貸金業ではないため、総量規制の対象から外れているんですね。

ですから、クレジットカード現金化は収入に関係なく利用することができ、実質的な利用上限金額はクレジットカードのショッピング枠となります。

信用情報に傷がつかない

金融機関で借入をおこなうと、それが個人のお金の記録として信用情報に残ります。

信用情報は、信用情報機関を通じて全ての金融機関が照会することができるので、ローンを組む際、審査に影響を及ぼす可能性があります。

今後車や家の購入を検討している人にとっては、借入の記録が不利に働くかもしれないということですね。

その点、クレカ現金化は借入ではないので信用情報には残りません。

「お金がないけど、信用情報に記録が残るのは避けたい!」

という方にとっては、クレカ現金化を選ぶ理由に繋がります。

クレジットカード現金化が問題視される理由

こうして紐解いてみると、クレジットカード現金化にはメリットもその存在意義も十分にあるように感じられます。

それでは、存在の是非が問われている理由はどこにあるのでしょうか。

クレカ現金化についての評価を二分する原因である、問題点にも目を向けてみましょう。

カード会社の利用規約に違反している

クレカ現金化はカード会社に対する規約違反です。
利用規約に同意してクレジットカードを作成している以上、これに背くということはよくありませんよね。

クレジットカードを作成する際、実は、買い物に使用するショッピング枠と現金を借り入れることができるキャッシング枠の審査は別々に行われています。
利用者からすると同じように思えるかもしれませんが、ショッピング枠は商品やサービスと引き換える使用が前提であるのに対し、自由度が高い現金の形で貸し出すことはカード会社が背負うリスクはより大きくなります。

従って、ショッピング枠の審査の方が通りやすく上限金額も高くなり、キャッシング枠はそもそもの審査が厳しくなり、上限金額もショッピング枠の範囲内で設定されることになります。

クレジットカード現金化では、あくまで買い物用として審査を行ったショッピング枠を現金に換金して利用する行為。

わざわざ現金貸付用にキャッシング枠の審査を別に行なっているカード会社からすると、クレジットカード現金化行為を禁止するのもわかりますね。

手数料が高い

現金化は、自分で行うとカード会社に怪しまれる可能性が高いため、専門家である業者に依頼するのが一般的です。 しかし、クレカ現金化があまりよく言われない理由の一つとして、業者に支払う手数料が高額であるという点があげられます。

業者によるクレカ現金化の手数料は、換金率によって決められます。 換金率とは、商品の購入額に対して自分が得られる金額の割合のことです。

例えば、現金化業者を通して2万円の商品を購入したとします。 すると、自分の手元に残る金額は、1万6000円。 差額の4000円は手数料として、業者にもっていかれてしまいます。

この場合の換金率は、80%となります。

換金率の相場はだいたい70%前後といわれており、これは他の資金調達方法に比べて、かなり割高といえます。

単純に金利計算に直すと、なんと年利で約300%!

消費者金融の利息が最大でも年利20%であることを考えると、かなりの暴利であることがお分り頂けると思います。

クレカ現金化の業者区分は、あくまでも「中古品の売買によって利益を生み出す古物商」という扱い。

銀行や消費者金融とは異なり貸金業法の制約を受けないので、高い手数料を設定できるということです。

悪徳業者の存在

クレカ現金化自体が、法律の隙間をつくような取引ということもあり、現金化業界にはたくさんの悪徳業者が存在します。

法外な手数料をふっかけてきたり、商品購入後に現金振込してくれなかったりと、現金化にまつわるトラブルは様々。
取引そのものではなく、カードから個人情報を盗まれて悪用されたというケースも報告されています。

厄介なのは、現金化自体が規約違反ということもあって、こういった詐欺に遭ってもなかなか被害を言い出しづらいということ。
このため、悪徳業者の詐欺被害に遭っても、泣き寝入りする人がほとんどです。

昔と比べて悪徳業者も少なくなったというようなことも言われていますが、油断は禁物。

悪徳業者は闇に身を潜めながらも、お金を騙し取る機会を虎視眈々と伺っています。

クレジットカード現金化がバレた時のリスクが大きい

クレカ現金化についてメリットデメリットを見てきました。

デメリットの面を差し引いたとしても、金融機関の審査が不安な方でも簡単に利用でき、即日でお金を用意できるなど、資金調達手段として優れている部分もあります。

ただし、上記のデメリットの他にも、クレジットカード現金化がカード会社にバレてしまった時には、相応のリスクがあることも知っておかなくてはなりません。

ここから、クレカ現金化のリスクについて一緒に確認していきましょう!

カード会社にバレるとカードが利用停止になる

カード会社は、利用者を不正利用から守るため、利用者のカード利用状況を自動検知するシステムでチェックしています。

この自動検知システムは、カードの盗難やカード情報の流出した際、普段の使用状況とは異なる不自然に高額な商品の購入や換金率の高い商品が大量購入された時に反応します。
疑わしい決済があった場合には、被害をそれ以上広げないよう自動で検知して利用を停止してくれるというわけですね。
もちろん、通常の買い物である可能性もあるため、その後、カード会社からかかってくる確認の電話で、不正利用ではないことを伝えれば利用停止は解除されます。

このように非常に優秀な自動検知システムですが、クレジットカード現金化の際には手強い相手になります。
自分で現金化を行う場合は慎重に商品を選ばないと危険ですし、現金化業者を通す場合は基本的に対策をしていますが、それでも利用停止される可能性は0ではありません。

クレカ現金化に利用したことがバレてしまうと、強制解約となり、使用した金額の一括返済を求められる可能性もあります。

また、その記録が信用情報に残ってしまう可能性もあります。
信用情報は全ての金融機関が閲覧することができるので、他のカードも次々と取引停止になる可能性あり。
また、悪質と判断された場合には、信用情報が消えるまでクレジットカードが作れなくなってしまう危険性もあるでしょう。

債務整理ができなくなる

クレジットカード現金化がバレてしまうと、どうしても借金を返せなくなった際の債務整理ができなくなる恐れがあります。
債務整理とは、借金で首が回らなくなった多重債務者に対する、借金の減額や全額免除などの救済措置のことです。

しかし、ギャンブルや自身の遊興費として借金を使用していたり、クレジットカード現金化を含むグレーゾーンの金策などを行なっていた場合、申し立てを行っても債務整理は認められません。

自業自得の行為と見なされ、自己責任で返済を果たすべきだと判断されるからです。

このように、債務整理ができなくなってしまう条件のことを免責不許可事由といいます。

クレカ現金も、免責不許可事由のうちのひとつ。

高額な手数料を払ってまで、違法性の高い取引に手を出した悪因悪果だと見なされてしまうんですね。

このように、クレカ現金化の利用事実がバレてしまうと、人生をやり直すチャンスをもらえなくなってしまう可能性があるのです。

まとめ

いかがでしたか?

クレカ現金化には他の資金調達手段にはないメリットや使う理由があることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

ただし、カード会社にクレカ現金化がバレてしまうと大変な事になるので、利用には正しい知識と方法を理解する必要があります。

それでは、クレカ現金化について身につけた知識を、ここで今一度確認しておきましょう。

  • クレカ現金化とは、クレジットカード決済した商品を転売することによってお金をつくる
  • 最短10分、本人確認書類と本人名義のクレジットカードがあれば利用可能
  • 審査なしで利用でき、信用情報にも残らない
  • 総量規制の対象外なので、収入に関係なく利用できる
  • カード会社の利用規約違反であり、手数料も高額であることなど問題点もある
  • カード会社に現金化がバレるとカード利用停止、信用情報にも傷がつく
  • クレカ現金化を利用がバレてしまうと債務整理ができなくなる可能性がる

問題点も存在しますが、緊急の現金調達手段として使いたくなるメリットも存在しています。

いざというときのための知識として覚えておき、利用する際はメリットとリスクの両方を天秤にかけて考えましょう。