お金を借りない現金調達!今話題の給料ファクタリングとは?
更新日:2020.11.18佐藤 隆道
「今月は出費が多くて、生活資金がない」
「金欠だけど借金はしたくない」
そんな時誰もが思うのが、「ああ、早く給料日こないかな…」という一言です。
この切実なる願いを叶えるたった一つの方法が、給料ファクタリング!
給料ファクタリングを利用すれば、支給日を前倒しして、現金を手に入れることができます。
そこでこの記事では、給料ファクタリングとはから始まる基礎知識を紹介!
- 給料ファクタリングはどんなサービス?
- 給料ファクタリングの利用方法、メリット・デメリット
- 借金との違いと、利用に向いている人・場面
- 安心して利用できるおすすめのファクタリング会社
以上、初めての給料ファクタリングで気になることを全部、まとめて解説していきます。
給与ファクタリングとは

通常ファクタリングとは、売掛債権の早期現金化をはかる企業向けのサービスです。
取引先からの入金を待てない企業が、売掛債権(売上金を受け取る権利)をファクタリング会社に売却。
企業は手数料を支払うかわりに、本来の期日よりも前倒しで売掛債権を資金化できます。
お金を受け取る権利(債権)を売ることで(譲渡)、予定よりも早く現金を手に入れる方法ということですね。
このようにファクタリングとは本来、売掛債権が発生する法人や個人事業主に向けたBtoBのサービス。
そして、そこから個人向けサービスとして派生したのが給料ファクタリングです。
売掛債権の代わりに、給与債権(給与を受け取る権利)をファクタリング会社に売却することで、給料を前借りできます。
給与ファクタリングの仕組み

給料ファクタリングで給料を前借りする仕組みは、以下の通りです。
- 利用者に勤務先から給料債権(給料を受け取る権利)が発生
- 利用者は給料債権をファクタリング会社に売却
- ファクタリング会社は給料債権の買取額を利用者に入金
- 利用者は勤務先から振り込まれた給料をファクタリング会社に支払う
ファクタリング会社は、利用者に実際の支給日よりも前倒しで給料を入金。
給料日になったら、利用者は支給された給料をファクタリング会社に入金することで、貸し借りの清算が完了します。
利用者は、本来の給料日よりも早く現金をGETすることが可能。
そしてファクタリング会社は利用者への入金時、実際の給料よりも少ない金額を振り込むことで手数料収入を得ることができます。
給料ファクタリングの基礎知識

ファクタリングは現在「お金を借りない資金調達方法」として注目を集めています。
何もないところからお金を借りる借金とは違って、売上や給料など将来的に自分のものとなるお金を前倒しでもらっているだけだからです。
それでは早速、今人気の給料ファクタリングのサービスについてその特徴を紹介していきます。
消費者金融やカードローンなど一般的な借入方法と比べて、どのような違いがあるのでしょうか?
ファクタリングの利用上限額

消費者金融やカードローンでお金を借りる場合は、収入や個人信用情報によって、個人の利用上限額が決定します。
しかし、給料ファクタリングの場合はいたってシンプルで、給料の基本給ー費用(保険料など)=利用上限額となります。
費用とは、健康保険料や年金など給料から控除される金額のこと。
この差引支給額=口座に振り込まれる給与が、給料ファクタリングの対象ということですね。
実際の利用額は自分で決めることができるので、もちろん少額からの利用もOKです。
給料ファクタリングの審査

消費者金融やカードローンでお金を借りるためにはまず、審査に通過する必要があります。
審査では、収入などの返済能力、そして過去にお金のトラブルはなかったかどうか個人信用情報が見られます。
このため返済能力が低いと判断されたり、信用情報がブラックの人はお金を借りることができません
.が、それに対して給料ファクタリングで行われる審査は、勤務先の業績に関するたったの以下2点のみです。
- 毎月きちんと給料が支払われているか
- 勤務先が倒産することはないか
毎月給料が支払われているかどうかの確認は、過去3ヶ月分の給与明細を提出するだけでOK。
勤務先が今にも倒産しそうで、来月の給料が支払われないかもしれないという状況でなければ、誰でも利用することができます。
ファクタリングで審査落ちになる要素
めったに審査落ちすることのない給料ファクタリングですが、以下の要素を含んでいると審査に通過できない可能性があります。
- 勤務先に就職予定または就職してから3ヶ月以内
- 給料が手渡し
- 在籍確認がとれない
- 他社のファクタリングをすでに利用している
給料ファクタリングで利用者に求められる条件は、勤務先から安定して給料が支払われていることです。
このため、給料を毎月受け取っているという証拠がいまいち揃わない場合は、審査で否決されてしまうことがあります。
給料ファクタリングの手数料

金融機関でお金を借りるときは、貸付期間に応じて金利が発生しますが、給料ファクタリングは金利0円!
そのかわりに給与債権の買取手数料として、利用金額の10~20%が徴収されます。
給料ファクタリングの優良店なら10%前後と良心的なコストで資金調達ができますが、悪徳業者になると40%もの法外な手数料がとられることがあります。
給料ファクタリングのスピード

給料ファクタリングは、最短即日で利用できます。
現金振込みまでの平均スピードはなんとネット申し込みから30分前後!
金融機関よりも審査項目や必要書類が少ないので、思いついたその日のうちに給料の前借りが可能です。
ただし利用者が多く、混雑している人気店だと入金が間に合わないこともあるので、事前に業者に確認しておくのが安心です。
給料ファクタリングの種類

給料ファクタリングには、利用者とファクタリング会社で契約する2者間取引と、それにさらに取引先が加わる3者間取引があります。
2者間ファクタリング

給料ファクタリングの2者間ファクタリングでは、利用者とファクタリング会社で契約を締結します。
給料ファクタリングの2者間取引の主な流れは以下の通りです。
- 利用者とファクタリング会社が契約
- ファクタリング会社が利用者に入金
- 利用者は後日、受け取った給料ファクタリング会社に支払う
2者間ファクタリングでは利用者と業者のみで契約を結ぶので、勤務先に債権譲渡の同意を得る必要はありません。
給料日になって勤務先から給料が振り込まれたら、利用者はそのお金をファクタリング会社の口座にうつしかえて返済します。
ファクタリングしたことが勤務先にバレないため、一般的な給料ファクタリングとしてはよくこの2者間取引が利用されています。
本当に勤務先にファクタリングバレないの?
給料ファクタリングの利用には、本人が申告した勤務先で本当に働いているかどうか確かめる在籍確認が行われます。
が、その際は「保険会社の契約内容の確認」など適当な名目で電話をかけてきてくれるのでファクタリングの事実がバレる心配はありません。
在籍確認をどうしてもして欲しくない場合は、代わりに名刺提出や社用メールの送信などで対応してくれる業者もあります。
3者間ファクタリング

給与ファクタリングの3者間取引では、利用者とファクタリング会社、そして利用者の勤務先で契約を締結します。
給与ファクタリングの3者間取引の主な流れは以下の通りです。
- 勤務先から給料ファクタリングの同意を得る
- 勤務先からファクタリング会社に給料債権を譲渡
- ファクタリング会社から利用者に入金
- 勤務先がファクタリング会社に利用者の給料を支払う
3者間取引では、利用者と業者の間で密約を交わす2者間取引と違って、勤務先から債権譲渡の許可を得てファクタリングを行います。
このため返済は利用者ではなく、勤務先がファクタリング会社に利用者の給料を入金してくれます。
ファクタリング会社からすると、利用者の給料持ち逃げのリスクが減るので、2者間取引よりも手数料は安くなります。
ただし勤務先から許可がおりなかったり、利用者の印象が悪くなるリスクがあるので利用する人は少ないです。
実際、給料ファクタリング業者でもほとんど3者間取引のサービスは実施していません。
給料ファクタリングのメリット・デメリット

給料ファクタリングは他の資金調達方法と比べて、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
利用してから後悔することのないよう、申し込む前に正しい知識を身につけておきましょう。
給料ファクタリングのメリット

給料ファクタリングの利用には、大きく分けて5つのメリットがあります。
- 来店不要の全国対応
- フリーター、専業主婦、信用ブラックでも利用可能
- 信用情報が傷つかず、誰にもバレない
- 即日でお金が手に入る
- 給料の未払いを防止できる
来店不要の全国対応
ファクタリングは、ネット手続きで申し込みが完結!
無人契約機や窓口に出向く必要はないので、お住いの地域や現在地にかかわらず、現金調達が可能です。
フリーター・専業主婦・信用ブラックでも利用可能
給料ファクタリングの審査対象は勤務先企業。
このため、通常の金融機関ではお金を借りられない人でも、現金を手に入れることができます。
アルバイトやパートの方でも、雇用証明書や確定申告書などの必要書類があればOK!
専業主婦の方でも、夫の給料をファクタリング対象と見なしてくれる業者もあります。
ただし、雇用形態など利用可否の条件は業者によって異なるので、事前に確認するのがおすすめです。
信用情報が傷つかず、誰にもバレない
給料ファクタリングは借金ではないため、信用情報に記録が残りません。
このため車や住宅ローンを購入する予定があるという人は、今後のローンへの影響を心配することなく資金調達できます。
信用情報に記録されないということは、当然、借金は年収の1/3までという総量規制にも引っかかりません。
2者間取引を利用すれば、勤務先にも誰にもバレずにすむので、秘密の現金調達にも一役買ってくれます。
即日でお金が手に入る
給料ファクタリングは、即日入金が基本のサービス。
公式サイトで申し込みフォームを入力・送信してから平均30分〜1時間前後で全ての手続きが完了します。
365日24時間、場所・時間を問わない資金調達が可能です。
給料の未払い防止になる
ファクタリングには、償還請求権ありのものとなしのものがあります。
償還請求権とは簡単に言うと、万が一給料が支払われなかった場合でも、返済義務があるかないかという話。
償還請求権なしのものを選べば、倒産や業績不振で勤務先から給料が振り込まれなかった場合、ファクタリング会社にお金を返す必要はなくなります。
明らかに倒産寸前の勤務先ではまず審査に通過することができませんが、給料が期日通りに支払われるか分からないという場合には、有効なリスクヘッジの手段にもなるということです。
実際、企業が売掛債権の回収リスクを回避するために利用する、保証ファクタリングでも同じ原理が採用されています。
給料ファクタリングのデメリット

給料ファクタリングでは、給与をいち早く手に入れることができるかわりに以下のようなデメリットも存在します。
- 手数料が割高である
- 法的にグレーゾーン
- 悪徳業者・闇金融が紛れ込んでいる
- 勤務先からの信用を失う可能性がある
手数料が割高である
ファクタリングの手数料は、利用額の10~20%です。
給料が支払われるのが約1ヶ月後と仮定すると、月利10~20%とも言い換えられます。
これを年利に直してみると、20%×12=240%。
消費者金融やカード会社の法定金利が年利20%までということを考えると、実にその12倍もの手数料がかかる計算です。
確かにファクタリングは借金ではないかもしれませんが、本来の支給日まで待てば給料の満額が手に入ります。
割高な手数料を払ってでも、利用する価値があるのどうかはしっかり検討する必要があるでしょう。
法的にはグレーゾーン
欧米では一般的な資金調達方法として知られるファクタリングですが、日本ではまだあまりその文化が浸透していません。
くわえて給料ファクタリングが扱う給与債権は、売掛債権と違って本来は第三者への譲渡が禁止されている債権。
法律でしっかり守られている金融機関と違って、具体的な法整備が整っていないので、浅はかな知識で利用すると却って痛い目を見る危険性もあります。
悪徳業者・闇金融が紛れ込んでいる
ファクタリングが法的にグレーゾーンであることをいいことに、業界には一部の悪徳業者や闇金融が紛れ込んでいます。
適当な業者選びをして、こういった悪徳業者に捕まってしまうと後が大変。
40%以上の法外な手数料を要求されたり、脅迫や強引な取り立てに遭ってしまうかもしれません。
勤務先からの信用を失う可能性がある
ファクタリングをしていることが勤務先にバレてしまうと、社会的な信用を失ってしまう危険性があります。
金銭管理がきちんとできていないと見なされ、大事な役職からおろされたり、昇進や昇給など、栄転の道から遠ざかってしまうかもしれません。
基本的には2者間取引であれば勤務先にバレる心配はありませんが、悪徳業者に捕まったり、支払い遅延を起こしたりすると勤務先に連絡が行く場合があります。
ファクタリングが向いている場面・人は?

ここまで、給料ファクタリングのメリット・デメリットをみてきました。
それでは以上を踏まえた上で、一体どんな人、どんなケースがファクタリング利用に向いているのでしょうか?
ファクタリングの利用者に向いている人は、以下のような人です。
- 信用ブラックや収入が低いなど、借金ができない人
- 信用情報を傷つけずにお金が借りたい人
- どうしても即日でお金が必要な人
このようにやむを得ない事情のある方が金銭的な問題に直面した場合、給料ファクタリングはそれを解消するのに役立ちます。
続けて、給料ファクタリングの利用が向いているケース・場面についても確認しておきましょう。
- 給料日前でお金がなくなった
- 冠婚葬祭のご祝儀、お香典代
- 出費が多い月の家賃や生活費
給料ファクタリングは、即日で現金調達可能というスピード感のある取引が特徴。
このため、急を要する支払いや、クレジットカードや電子マネーで支払えないなど現金が必要な場面でその真価を発揮します。
給料ファクタリングの利用方法

一時的な金欠や急な出費に便利な給料ファクタリングですが、実際にはどのようにして利用することができるのでしょうか?
給料ファクタリング業者の利用方法を、その手順に沿って詳しく解説していきます。
給料ファクタリングの必要書類

給料ファクタリングの利用では、以下の書類を写真やPDF形式で業者に送信する必要があります。
- 勤務先証明書(社員証、保険証、名刺など)
- 給与明細
- 給与口座の通帳ページ
社員証や保険証は、申告した勤務先で本当に働いていることを証明するために必要です。
アルバイトやパートの場合は、かわりに源泉徴収票などが求められます。
そして、実際に給料が振り込まれていることを確認するために給料口座通帳ページもコピー提出が必要。
平均の月給を算出するために、大体過去2~3ヶ月分の給与明細や振込履歴が必要です。
ちなみに通帳のコピー提出は、別のファクタリング業者にも重複して申し込んでいないかチェックするためでもあります。
2つのファクタリング業者に申し込んでも給料は月に1度だけですから、とりっぱぐれがないように業者はぜひとも確認しておきたい事項なんですね。
給料ファクタリングの流れ

給料ファクタリング業者を利用する実際の流れは、申し込みから入金まで以下の通りです。
- 申し込みフォームの入力・送信
- ファクタリング業者から折り返し連絡
- 必要書類の提出・審査
- ファクタリング会社と契約、入金
- 後日、給料をファクタリング会社に支払う
1つ1つの手順についても詳しく見ていきましょう。
申し込みフォームの入力・送信
給料ファクタリングは、業者の公式サイトにアクセス、申し込みフォームを送信するか、直接電話で申し込むことができます。
公式サイトの申し込みフォームでは、氏名や生年月日、勤務先や給料日など基本的な事柄を入力します。
ファクタリング業者から折り返し連絡
申し込みフォームを送信すると、それに目を通したファクタリング業者から折り返し連絡が来ます。
ここでは、買取希望金額に応じた手数料体系など、給料ファクタリングの内容に関する説明。
そして、実際の給与額、他社の利用履歴や現在の借入総額など、少し踏み込んだ個人情報についても質問されます。
必要書類の提出・審査
ファクタリング業者から概算の手数料を教えてもらい、それが納得できる金額であれば必要書類をメールで提出、審査の段階に入ります。
給料ファクタリングの審査で見られるのは利用者の返済能力や信用情報ではなく、勤務先の業績や給料の入金状況。
その後、利用者がその勤務先で働いているのが事実かどうか実際に職場に電話して確かめる在籍確認が行われ、特に問題なければ審査は終了です。
ファクタリング会社と契約・入金
審査結果が出ると、あらためて正式な手数料率や支払い日時などが言い渡されます。
その内容が合意できるものであれば、取引は成立。
ファクタリング業者から送付された契約書を確認、サインすれば完了です。
そして定められた支払い日時になると、ファクタリング業者から利用者の銀行口座に、手数料を差し引いた分の給料が入金されます。
後日、給料をファクタリング会社に支払う
利用者は、勤務先から給料が振り込まれたら、そのお金をファクタリング会社に支払って返済にあてます、
給料ファクタリングの返済期限は大体どこも給料日当日〜3日以内です。
ただし、3者間取引の場合は勤務先が直接給料をファクタリング会社に入金してくれるので、利用者は何もしなくて構いません。
返済が遅れるとどうなる?
給料日後、定められた期限までにファクタリング会社に入金をしないと、支払い遅延となり、会社宛てに電話がかかってきたり、勤務先に内容証明書が送付される可能性があります。
実際に利用者が知らばっくれようとしたところ、会社に債権譲渡通知書が送られてきて懲戒処分となったケースも存在しますので、返済は必ず遅れないようにしましょう。
2回目の給料ファクタリング、再契約は?

給料ファクタリングは、二回目以降も再契約が可能です。
同じファクタリング業者をリピート利用すれば、買取金額がUPするなど手数料を優遇してもらえる可能性があります。
ただし、給料ファクタリングを何度も何度も利用するということは、それほどお金に困っている証拠。
そのぶん給料の使い込みリスクが高まるので、業者によっては再契約を断られたり、隔月でないと利用できないなどの制限が設けられる場合もあります。
利用者の口コミ・体験談

それでは実際にこの流れにしたがって給料ファクタリングを利用した人たちは、一体どんな感想を抱いたのでしょうか?
ネット上に投稿された口コミや体験談の一部を抜粋して紹介します。
借金じゃないので気が楽 都内・20代男性
大学時代、大所帯サークルに所属していたため、結婚ラッシュで大出費。
ほぼ毎月のように誰かの結婚式の予定で、ピーク時には月に2回も列席しなければならず、ご祝儀代であっぷあっぷでした。
でもこんなことのためにわざわざ借金するのはなぁ…と思い、月末はもやし炒めだけなど貧相な生活で何とかやりくり。
そんな生活に疲れてきた頃に給料ファクタリングを知って、とても便利だなと思いました。
給料を前借りするだけなので、感覚的に借金や返済の負担がなくとても楽です。
勤務先にバレずに利用できた 埼玉県・20歳男性
職業柄、借金などはご法度の仕事に就いたのですが、給与は完全に年功序列。
トータルで見れば悪くはないのですが、勤続年数が上がらないと給料も増えないので、働き始めの頃は結構カツカツ。
初めての一人暮らし、付き合いの飲み会など、こんなにも社会人で自由に使えるお金がないのか…と新卒当時は落胆したものです。
最初の頃は「まだ貯金がないから」と言って親にお金を借りていましたが、だんだんそれもできなくなって困っていたところ、仲の良い同期から給料ファクタリングについて教えしてもらいました。
在籍確認がいやだったので相談すると、社員証と名刺のコピーで代替して頂けたのでとても助かりました。
通帳の明細も保険会社の名目になっていたので勤務先にバレずにすんでありがたかったです。
手数料が高い 福岡県・40代女性
クレジットカードの引き落とし日と給料日がズレていて、急な出費があると生活が苦しいことがあります。
そこで初めて給料ファクタリングを利用したのですが、15%という高額な手数料がかかりました。
気になってあとで調べてみると、カードローンや消費者金融は年利で15%。
それに対して給料ファクタリングは月利で15%。
給料ファクタリングの有名店である七福神を利用しましたが、これが業界の相場であるとするなら違法な金額ではないでしょうか。
確かに緊急時には即効性があるので役に立つかもしれませんが、そう何度も利用するものではないと思いました。
給料ファクタリングに対する感想や口コミ、体験談は5ch(旧2ch)に多く投稿されています。
5chの給料ファクタリング情報スレの書き込みは信じても大丈夫?!
給料ファクタリングを利用する前は、業者の前評判や口コミなどを事前に情報収集しておくと安心です。
ファクタリングの違法性

給料ファクタリングも、名目は給料債権買取とはいえ、実質的な金貸しであることには変わりありません。
これをうけて給料ファクタリングは貸金業法違反として、その違法性を指摘する声は前々からあがっていました。
しかし、給料ファクタリングそのものを取り締まる法律がないこと、取引そのものがグレーゾーンであるという2点から、ずっとこの問題は置き去りのままでした。
2020年3月6日、給与ファクタリングは貸金業と認定

ずっとこう着状態にあった給料ファクタリングについて、2020年3月、ついに「給料ファクタリングは貸金業」という結論が出ました。
2020年1月21日、都内の給料ファクタリング業者が、料金不払いの利用者を民事裁判で訴訟。
しかし2020年3月6日の結審で、裁判長はこれを「借りたものを返せと言っているのと同じ」と一蹴し、給料ファクタリング会社の訴えを退ける結論を出したのです。
その根拠は、労働基準法第24条で、給料が下記のように定められていることに由来します。
「賃金は、(1)通貨で、(2)直接労働者に、(3)その全額を(4)毎月一回以上、(5)一定の期日を決めて支払わなければならない。」
つまり、賃金は雇用主が労働者に直接支払うという決まりがあるため、そもそも給料債権は譲渡できないものだということ。
法律上買い取れないものを勝手に買い取っておいて、返せというのは身勝手だというのが裁判長の判決なんですね。
以上の裁判の流れを受けて、金融庁は給料ファクタリングを貸金業と認定。
給料ファクタリングが今後事業として存続するためには、「貸金業登録が必要」「年利20%以内」が法的な条件となりました。
つまり、現在給料ファクタリングを行っているすべての会社が“非合法な運営”ということ。
法的な分類が明確になり、今の状態では経営が続けられないと分かった今、給料ファクタリング業界は今後市場の縮小が懸念されます。
ファクタリングの悪徳業者に注意

金融庁の見解を経て、今後給料ファクタリングの市場は縮小あるいは、法整備に則った仕組みに改善していくことが予想されます。
しかし、報道を受けてすぐに各社が料金規定を変更するような事態には陥っておらず、現状維持の条件で営業を続けている給料ファクタリング会社がほとんどです。
それでは、給料ファクタリングの新制度が整う前段階である今。
業界基準を逸脱している悪徳業者は、どのようなことを利用者に要求してくるのでしょうか?
- 保証人や担保の準備
- 分割払いの手数料の支払い
- 40%以上の手数料
2020年3月以前まで、給料ファクタリングは貸金業ではなくあくまでも給料債権の売買取引という扱い。
このため、保証人や担保、分割手数料など貸金業に該当する権利を要求することもできないはずです。
仮に「給料ファクタリングは貸金業である」ということを理由に上記2つを要求してくるのであれば、同時に「手数料は年利20%まで」という法規則も守る義務があります。
それを差し置いて、ファクタリング業界の手数料基準である10〜20%前後を大きく上回る金額を提示してくるのは悪徳業者です。
悪徳業者に捕まってしまうと利用後に、「ファクタリングしたことを勤務先やに家族にバラす」などと脅されたり、厳しい取り立てに遭う可能性があります。
おすすめの給料ファクタリング会社

給料ファクタリングの利用は、開業してから数年以上の営業実績がある優良店がおすすめ。
きちんと公式サイトで個人情報保護管理指針を定め、自身の会社概要についても詳しく公表している会社が信頼できます。
そうはいってもファクタリング初心者が、数ある業者の中から悪徳業者を避けて優良店を見つけ出すのは、容易なことではありません。
そこで、ファクタリングサービスについて熟知した当サイト管理人おすすめ!
給料ファクタリング業者のとっておきの優良店を紹介しておきます。
大吉

リピート率92%と、利用者の口コミで最も人気を集めているのが、給料ファクタリング会社大吉。
業界内でもトップクラスの最短30分という対応スピードが話題で、必要額を即日入金してもらえます。
給料ファクタリング以外の現金調達方法

ここまで読んだあなたは、もうすっかり給料ファクタリングマスター!
しかし、給料ファクタリングは知れば知るほど、違法性や割高な手数料などのデメリットがあることも確かです。
そこで、何か別の手段を検討し直そうと考えた方のために、他の現金調達方法についても紹介しておきます!
おまとめローン

もし、複数社からの借り入れで借金の返済に困っているなら、おまとめローンという手もあります。
おまとめローンとは、新しく借金をして、そのお金ですでに借金をしている複数の借入先に返済。
今後はその新しい借り入れ先に、借金を返済していくという方法で、借金の一本化とも呼ばれています。
A社から20万円・B社から30万円・C社から50万円を借入している場合。
この合計額100万円をD社から借入し、各社にまとめて完済→これからはD社に借金を返していく
というような借入が、おまとめローンあるいは借金の一本化です。
借金のために借金をするというのは、一見損するようにも思えますが、実質的には返済先が1つになる、金利が下がるなどのメリットがあります。
おすすめのおまとめローン:中央リテール

おまとめローンの専門機関、中央リテールなら、返済額が軽減!
審査は最短2時間、融資までも最短1日と給料ファクタリングに負けるとも劣らぬスピードで現金調達が可能です。
さらに、相談窓口の担当者は全員国家資格取得者なので、違法性とは無縁の安全取引ができるのも嬉しいポイントですね。
クレジットカード現金化

給料ファクタリングは、2社間取引なら基本的に誰にもバレることはありません。
とはいえ、何となく勤務先を巻き込んで資金調達することに対して、不安や抵抗を覚える方お多いのではないでしょうか。
もしプライベートな資金面はプライベートで解決したいというのであれば、クレジットカード現金化がおすすめ。
クレジットカード現金化とは、クレジットカードのキャッシング枠ではなく、ショッピング枠を使う方法です。
ネット業者に依頼すれば、ショッピングサイトで指定商品をカード購入するだけで、その決済額が現金となって振り込まれます。
特別な知識不要で、必要書類もクレジットカードと身分証さえ1枚あれば誰でも利用できるという手軽さと、最短5分の振込スピードが最大の利点です。
おすすめのクレジットカード現金化業者:換金クレジット

クレジットカード現金化業界No.1の最大96%の換金率を誇るのが換金クレジット。
換金率というのはクレジットカード現金化独特の手数料の表し方で、早い話が手数料たったの4%ということです。
365日いつでも即日入金で、今までのカードトラブルは0件という、安心感のある優良店です。
Amazonギフト券買取

何よりも手数料の負担を抑えたい…とコストを気にする方は、Amazonギフト券買取がおすすめです。
クレジットカードで、ネットショッピングのアマゾンが発行するオンライン商品券Amazonギフト券を購入。
専門のネット業者に転売する方法で、額面の10%程度という良心的な価格で買い取ってもらえます。
Amazonギフト券買取は、額面が低いと手数料が割高になりやすい給料ファクタリングと違って、少額向きの現金調達ツール。
このため、5万円以内の現金の入り用にオススメです。
買取ボブ

買取ボブは、Amazonギフト券買取業界を代表する有名店。
初回買取価格はなんと驚きの90%保証なので、ここで紹介したどの方法よりも安いコストで現金が手に入ります。
調達スピードも申し込みから30分前後と、じゅうぶん即日で必要額が手に入ります。
まとめ

最後に、給料ファクタリングについてここで記したことをもう1度、分かりやすくまとめ直してみました。
- 給料ファクタリングとは、手数料を払って給料を前借りできるサービス
- 給料ファクタリングの手数料が額面の10~20%程度
- 給料ファクタリングは即日30分〜1時間、ネットか電話で利用可能
- きちんと毎月給料が支払われている企業に勤務していれば、誰でも利用可能
- ただし他の現金調達方法に比べて手数料が割高
- 業者の中には悪徳業者や闇金融も紛れ込んでいるので注意が必要
- 給料ファクタリングは2020年3月6日、貸金業であるという判決が出た
- このため今後は市場の縮小あるいは、仕組みの改善が予想される
- 給料ファクタリングの他にも、おまとめローンやクレジットカード現金化、Amazonギフト券買取という現金調達方法が便利
給料ファクタリングは、急を要する支払いや現金払いが必要な場面にピッタリの現金調達方法。
誰かにお金を借りるのは少し気が引けますが、未来の自分になら気兼ねなくお金が借りられますね。
ただし、給料ファクタリングには違法性や割高な手数料など、一部デメリットも存在することは確か。
安全性やコスト面が気にかかる人は、自分の状況に合わせて他の現金調達方法を利用しましょう。